健康診断
予防医学は人の医療業界でも重要な位置付けをされていることは周知の通りです。
近年は家族・コンパニオンアニマルとして迎えられた犬や猫においても同じように、病気の早期発見・早期治療を望まれる飼い主様が多くなりました。しかし、動物は自身の体調不良を言葉で訴えることができないため、明らかな異常が目に見えてこない限り病気を見つけることは大変困難です。症状に気が付いた時にはすでに病状が進行しており、すぐに治療が必要な状態になっているケースが多々あります。
あさ動物病院では、病気の早期発見・早期治療を可能にするため年に一度の健康診断をお勧めします。健康診断は完全予約制となりますので受付または獣医師にご相談ください。健康診断の内容についてもお気軽にご相談ください。柔軟に対応いたします。
受診について
健康診断は完全予約制となりますので、受付または診療時間内に受付電話:082-873-4111までお電話ください。
当日の朝は絶食で9時から11時の間にご来院ください。お預かり中に各種検査を行い、午後の診察時間内にお迎えにお越し頂いております。
各種ペット保険については保険対象外となりますので、ご了承ください。
検査・治療費用
Dog Doc、Cat Doc(健康診断) | |
血液検査、血液生化学検査、尿検査、X線検査(胸部・腹部)、心電図 、 口腔・体表チェック(視診・触診)、超音波検査(腹部・心臓)、眼科検査 猫・小型犬 35,000円~、中型犬40,000円~、大型犬50,000円~ |
検査・治療の流れ
Step1
問診、視診
体重と熱を測り、飼い主様に現在の様子をお伺いし、健康に問題がありそうか、 どのようなことに注意をしながら検査をしていくかを把握します。
Step 2
触診・聴診
全身の体表リンパ節や皮膚の状態などを触診していきます。聴診で心雑音などの異常がないか確認したり、耳の中や口腔内のチェックをしていきます。
Step 3
血液検査
血液検査をするために採血(3ml程度)をします。血液一般検査で血液細胞成分の数の測定や、血液生化学検査で内臓の状態をチェックしていきます。外注検査でSDMA(腎臓病の早期診断マーカー)も測定します。必要に応じてホルモン検査を追加することもあります。
Step 4
レントゲン
レントゲンはDRを利用して瞬時に鮮明なデジタル情報に変換されます。そうすることで2次診療施設に紹介するときもきれいなデータを渡すことができます。
Step 5
エコー
レントゲン室でそのまま超音波検査をします。腹部超音波検査では内臓の形態や大きさ、血流に異常がないか腫瘍性病変がないか等観察します。心臓の超音波検査では心臓の形態異常や血液の逆流がないか調べます。
Step 6
心電図
レントゲン室でそのまま心電図をとります。主に不整脈がないかを調べます。
Step 7
尿検査
できるだけ新鮮な尿で検査をすることが望ましいので、お預かり中に採尿します。試験紙を用いた検査と尿比重の測定の他、尿沈査を顕微鏡で観察します。
Step 8
眼科検査
眼球および周辺の観察と眼圧測定を行います。白内障や緑内障の早期発見につながります。
Step 9
結果
午後の診察時間内にお越しください。当日結果が出ているものはその場でご説明させていただき、外注検査についは結果が出次第お電話でご連絡させていただいております。
Step 10
その後
検査結果によっては追加精査、継続的な検査および治療が必要なことがあります。今後の治療および検査方針についてご相談させていただきます。
よくある質問
健康診断は、パピーの時から受けることをお勧めしています。若くても病気が発症することもあり、その場合、病気の進行は早いので早期発見が大切になります。ただし検査内容・検査項目についてはどこまで必要か、獣医師と相談の上で進めましょう。
若いときは年に1回程度を目安にしてください。
動物は1年で歳をとるスピードが人間に比べて早いので大型犬は5歳以上、小型犬なら7歳以上になれば、年2回を目安に受けられることをお勧めします。
お昼の診察をしていない時間に検査を実施させていただいております。午前中に連れて来て頂き、夕方まではお預かりさせてください。
入院の必要はありません。
結果がすべて出そろうのは1週間後になります。(外注検査に日数を必要としますが、ほとんどの結果は当日、判定致します)
基本は上記の通りですが、内容についての変更は可能です。獣医師にご相談ください。
予約システムではなく、当院にお電話ください。スタッフが直接お話をさせて頂き、予定を組まさせて頂きます。
超音波検査では、胃に何もない方がより良い検査結果を得られます。そのため、当日は朝から絶食でご来院ください。
健康相談
健康相談、しつけ、その他よろず相談
病気でなくてもご心配な事があれば、なんでもお気軽にご相談下さい。
とくに初めてお家に迎えられた時などは色々とご心配な事も多いと思います。
『この行動に対してどうしつければいいの?』など悩まずに、まずお電話で聞いてみてください。
長いお付き合いになるわが子に少しでも早くお家に慣れて頂き、お互いが楽しく生活できるようなお手伝いができればと考えております。
シニアのお悩みも大変ですね。
飼い主様が介護で大変と思われる前にお手伝いさせて頂ける事があるかもしれません。『夜鳴きがひどい、徘徊して大変、1人にして出かけられない』など、何でもご相談ください。
話ができない動物と暮らしていくのは色々と大変です。
わからない事だらけなのは当たり前、当院ではそんな方のお手伝いもさせて頂きたいと思っております。