骨折

どんな病気?

骨折が明らかにわかる場合はすぐにご来院ください。小型犬の場合、骨折で特に起こりやすいのは、前足の骨折です。椅子などの少し高いところからジャンプしただけでも折れてしまうことはしばしばあります。どこの部位の骨折であっても「痛み」があるために運動を嫌がることが多くなります。 よく見られる症状には、足を引きずったり、足を上げて歩いたりします。また抱え上げようとすると嫌がることがあります。

どんな治療法?

レントゲンにて骨折の確認をし、一般的にはプレートでの固定を行います。固定法にもいろいろな種類がありそれぞれの骨折に合った、体重に沿った、最適な固定法にて手術を行っています。 例えば内固定ではLCP.Matrix。外固定ではイリザロフなどです。

椎間板ヘルニア

どんな病気?

椎間板ヘルニアは、変形した椎間板が神経の集まっている脊髄部分を圧迫することで、痛みや痺れをもたらす病気です。軟骨異栄養性犬種と呼ばれる犬種(ダックスフンド、ウェルシュコーギー、コッカースパニエルなど)は、1~2歳の成長期に髄核が軟骨様に変化するため、椎間板が負担に弱い状態になります。このような状態で激しい運動を行うと椎間板に負担がかかり、髄核が突出することで脊髄を圧迫し、椎間板ヘルニアを発症します。

また、非軟骨異栄養性犬種(柴犬、トイプードル、ミニチュアピンシャー、マルチーズなど)では、加齢によって椎間板の線維輪部分が変性硬化し、弾力性を失うことで脊髄を圧迫します。成犬から老犬に多く見られる椎間板ヘルニア症です。

椎間板ヘルニアの症状は、軽いものから重度のものまで様々です。気付かずに放置していると症状はどんどん進行し、重症になると神経麻痺によって半身不随になる恐れがあります。歩くのを嫌がることがある、などの異常を早期発見することが大切です。

どんな治療法?

内科治療(注射、投薬)、レーザー治療(PLDD:Percutaneous Laser Disc Decompression、経皮的レーザー椎間板減圧術)、外科手術などで対応しています。手術を実施する際には脊髄造影を行い、最適な治療法を検討し手術を行っています。 外科手術のアプローチとして当院が採用する方法はベントラルスロット(頸部腹側減圧術、Ventral slot decompression)やコーペクトミー(椎体部分切除術、Corpectomy)があります。これらの手術は内視鏡下でも実施しています。手術後はリハビリテーションを行い、1日も早い回復を目指します。詳しくはお問い合わせください。

前十字靭帯断裂 / TPLO

どんな病気?

前十字靱帯断裂とは、前十字靱帯という膝を安定させるための太い靭帯が断裂した病気です。小型~大型犬まであらゆる犬で発生する可能性があります。 断裂部位は一部または完全に断裂することがあり、この程度によって膝関節の不安定性や痛みが異なります。主な症状は痛みによる跛行(足をひきずる)が見られます。

どんな治療法?

手術(主としてTPLO)により治療を行っております。従来の様々な術式より、活発に運動ができるまでの時間が短縮でき、関節内への変化が最小限に抑える事ができる術式です。

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